MQTT Binding 2.4.0 を使った、openHAB2 と、MQTT の連携のやり方について解説していきます。
ここでの入力例では、openHAB2 のアドレスが、192.168.0.250 であるとして書いてありますので、適時ご自身の環境に読み替えて実行してください。
ここで 例) として取り上げる設定は、以下の通りです。
適時ご自身の環境に読み替えて実行してください。
openHAB2 のアドレス 192.168.0.250
MQTT Broker のアドレス 192.168.0.250
CL-SYSTEM AREA /HOME
CL-SYSTEM PLACE HomeItems
CL-SYSTEM ターミナルのシリアル 0108DEMO001
CL-SYSTEM ターミナルのチャンネル2番目(チャンネルインデックス01)の名前
チャンネル名 0108DEMO001-01
状態取得用トピック /HOME/HomeItems/0108DEMO001-01/state
状態取得用トピック /HOME/HomeItems/0108DEMO001-01/command
オンコマンド(ペイロード) ON
オフコマンド(ペイロード) OFF
制御している機器 キッチン照明
1) ブラウザで Paper UI の画面を表示する
パソコンのブラウザから openHAB2 のPaper UI のページを開きます。
ブラウザで http://openHAB2のアドレス:8080 にアクセスすればよいです。
例)http://192.168.0.250:8080
ページが開いたら、「Paper UI」をクリックしてください。
2) AddOn の追加
「PaperUI」のページが開いたら、左のメニューから「Add-ons」をクリックしてください。
次に、上のメニューの「BINDINGS」をクリックしてください。
次に、ずらっと並んだアドオンの中から「MQTT Binding」を探して、その右側の「INSTALL」をクリックしてください。
MQTT Binding には、「MQTT Binding(1.X)」もありますが、別なものなので間違えないように注意してください。
インストールにはちょっと時間がかかりますが、1分ほどで終わると思います。
更新のタイミングでインストールされても表示の変わらないことがあります。
遅すぎるようであるなら、一度上のメニューの他の項目(例えば「ACTIONS」とか)をいったん選んで、「BINDINGS」を選びなおしてみてください。
インストールが終わると、「INSTALL」の文字が「UNINSTALL」に変わります。
3) Broker Thing の追加
左のメニューから「Inbox」をクリックしてください。
「Inbox」の画面では、「+」をクリックしてください。
「MQTT Thing Binding」が、表示されるので、クリックしてください。
この時点では、追加の選択肢がないので、「MANUALLY ADD THING」か、「ADD MANUALLY」をクリックしてください。
「MANUALLY ADD THING」は、少し遅れて表示されます。
次に、追加できる Things のリストが表示されるので、「MQTT Broker」をクリックしてください。
「Broker Hostname/IP」の項目に、MQTT Broker(サーバー)のアドレスを入れ、上のチェックボックスのアイコンをクリックしてください。
ポート番号が MQTT のデフォルトであれば、「:1880」などのポート指定の文字列は必要ありません。
例)192.168.0.250
4) Generic MQTT Thing の追加
設定が正しければ、「MQTT Broker」の横に「ONLINE」と、緑のアイコンが表示されます。
灰色のアイコンで「OFFLINE」となっている場合は、設定を見直してください。
右側の鉛筆アイコンで設定の変更が可能です。
確認したら、再度上の「+」のアイコンをクリックしてください。
「MQTT Thing Binding」が、表示されるので、クリックしてください。
追加の選択肢はないので、「MANUALLY ADD THING」か、「ADD MANUALLY」をクリックしてください。
「MANUALLY ADD THING」は、少し遅れて表示されます
「Generic MQTT Thing」をクリックしてください。
「Select a Bridge」をクリックして、登録されている MQTT Thing のリストを表示させてください。
MQTT Broker を入力して作成したものが表示されるので、それを選んで、上のチェックアイコンをクリックしてください。
5) Channel の作成
設定が正しければ、「Generic MQTT Thing」の右にも「ONLINE」のアイコンが表示されるはずです。
灰色のアイコンで「OFFLINE」となっている場合は、設定を見直してください。
右側の鉛筆アイコンで設定の変更が可能です。
確認したら、「Generic MQTT Thing」をクリックしてください。
作ったばかりであれば、「Channels」は、空だと思います。
制御したいスイッチ類を、これから同じ作業の繰り返しで、ひとつずつ増やしていきます。
まず一つ目です。「+」をクリックしてください。
初めに、「Channel type」をクリックして、選択できるリストを表示させます。
ここでは、オン・オフのスイッチを作成するので、「On/Off switch」を選んでください。
ちなみに、調光の場合は「Percentage value」を選びます。
「Channel Id」には、他と被らない、任意の名前を入れます。
「MQTT state topic」には、状態取得用トピックを、「MQTT command topic」には、命令用トピックを入力します。
入力が終わったら、「SHOW MORE」を押して、追加の設定を表示させてください。
例)
Channel Id 0108DEMO001-01
MQTT state topic /HOME/HomeItems/0108DEMO001-01/state
MQTT command topic /HOME/HomeItems/0108DEMO001-01/command
「is command」を押して、右にチェックをつけた状態にして、
「On/Open value」には、オンにするコマンドを、
「Off/Close value」には、オフにするコマンドを入力して、終わったら「SAVE」を押してください。
例)
On/Open value ON
Off/Close value OFF
6) Item の作成と Channel とのリンク
「SAVE」を押すと、新規のチャンネルが作られ、表示されていると思います。
(下の画像ではキッチンと表示されていますが、気にしないでください。ごめんなさい)
新たに作られたチャンネルのアイコンは、中抜け白丸が書かれています。
openHAB2 で扱う実際の item とリンクされると、この白丸は、塗りつぶし白丸を白丸で囲った丸に変わります。
中抜け白丸のアイコンをクリックしてください。
「Please select the item to link」をクリックしてください。
この段階では、まだ item はない状態だと思います。
下の画像ではリストに項目が表示されていますが、一番初めだと「+ Create new item」のみです。
項目が増えてくるとわかりにくくなるかもしれませんが、既存の item にリンクする場合を除いて、
「+ Create new item」を選択してください。
「Name」には、他と重複しない、任意の名前を入れてください。
「Label」には、WEB 上とかに表示させたい表示名を入れてください。
入力したら、「LINK」をクリックです。
後は、制御したい MQTT 上でやり取りするものを 5) と 6) の繰り返しで追加していけばよいです。
全ての Channel と Item を作り終わったら、「HABPanel」での、WEB 画面の作成や、自動制御の「rule」など、制御・自動化システムの構築を行っていきます。